近況(2020/4/12)
深刻な事態であるはずの現状と日常を送るうえで視野に入る人々のギャップに脳がダメージを受けている。
自分が勤務する書店は今のところ、営業時間の変更等、対策面に考慮をしつつも営業を続けています。
詳細は控えますが、はっきり言ってめちゃくちゃ忙しい。いつまでこんな日が続くのか…。
換気や消毒に気を遣い、列の間隔をあけていただく配慮はしつつも棚と棚にはまず2メートルも距離がなく、少し立ち止まって本を選ぶだけで「他人との距離をあける」ことは不可能に近く…。
都心は人が少ないとの報道を目にしますが、都心に出られず、大型店や娯楽の店が閉まっているかわりにきっと人々は小~中型の店舗に足を運んでいるのでしょう。
外出自粛とはいったい何なのか…。そんな風にも考えてしまいます。
ただ、自分には完全に区別はつかないのですよ。
本当に暇を持て余しているだけで、自粛を心掛けず街中に遊びに来ているのか、
ずっと家にいる一週間、十日といった日々の中でまた家の中で過ごすために書店に本を選びに来ているのか、
どうしてもやむなき理由で仕事や外出をしている人が、唯一の息抜きに本を買いに来ているのか。
いつも以上に神経を尖らせながら、いつも以上の来客数を捌くという状況でかなり自分も参ってきていますが、できる対策は徹底的にしつつなんとかこの先に穏やかな日常が取り戻せる日が来ることを願っています。
緊急事態宣言以降、人との接触を8割減らすどころか6割くらい増えている体感なので、もはや「罹らない」ことよりも自分はウイルスを持っているという前提で過ごすことにしています。
すでにだいぶ前から外出は控えていますが、「仕事でこれだけ人と接するのだからほかに気を付けてもムダ」と思うよりは「仕事でこれだけ人と接するからこそほかで接触するのを避けたい」という心境。
「感染拡大を防ぐ」ってそいういう意味もあるんじゃないのかな…。
わたしは頭がよくない自覚があるので、医学のことも政治のこともおそらくだいぶ理解度が低くてアレな大人なんですが、
だからこそノイズに惑わされず必要なことをして、できるかぎり穏やかに暮らしたいと心掛けています。
こうやって書くと殊勝!って感じになってしまいましたが実際のところは荒みまくりの毎日です。
何事も「終わりが見えないこと」ってしんどいですよね…。
諏訪中央病院さんの「新型コロナウイルス感染をのりこえるための説明書」
やさしくわかりやすいので大変オススメでございます。